【バンクーバー】チャイナタウンの治安について

チャイナタウンと聞くと、おいしい中華料理を思い浮かべます。

小龍包や餃子などの点心に、麻婆豆腐や杏仁豆腐など。

ただ、バンクーバーのチャイナタウンは治安の悪さで有名です。

実際にチャイナタウンを歩いて観光した経験から治安について紹介します。

バンクーバーのチャイナタウンの場所

バンクーバーダウンタウンの東側一帶に広がるエリアがチャイナタウンです。

観光名所のガスタウンとは、イーストヘイスティングスストリート(East Hastings St)を境に接しています。

目抜き通りは、ミレニアムゲート(中華門)があるイーストペンダーストリート(East Pender St)。

チャイナタウンの中心には、孫文中国庭園(中山公園)という観光スポットがあります。

バンクーバーチャイナタウンの行き方

最寄駅はスカイトレインのスタジアム・チャイナタウン駅(Stadium- Chinatown Station)。

駅を出てイーストペンダーストリート(East Pender St)を東に歩けば、すぐそこがチャイナタウンの入り口です。

また、ダウンタウンの中心にあるグランビル駅(Granville Station)やウォーターフロント駅(Waterfront Station)からも歩いていける距離です。

それぞれ15分も歩けば着きます。

観光がてら街並みを楽しみながら、グランビル駅から歩いていくのもおすすめです。

バンクーバーチャイナタウンの治安について

一応、観光スポットとしても有名なバンクーバーのチャイナタウンですが、治安の悪さでも知られています。

昼間でも近寄りがたいような、身の危険を感じる場所があります。

もちろん、目抜き通りのイーストペンダーストリート(East Pender St)沿いであれば、そこまで治安の悪さを感じることはありません。

ただ、一箇所だけ近づかないように気をつけたいのが、イーストヘイスティングスストリート(East Hastings St)です。

ホームレスだらけのイーストヘイスティングスストリート

チャイナタウンの北側、ガスタウンとの境を東西にのびるのがイーストヘイスティングスストリート(East Hastings St)。以下、ヘイスティングスストリートとします。

はっきり言うと、この通りだけは近づかないでください。

真昼間から大量のホームレスがたむろしていて異様な雰囲気です。

ヘイスティングスストリートのバス停です。

道端に大量の人がいますが、全員ホームレスです。

この中を外国人が一人で歩くのは、昼間であれ危険です。

カーネギーコミュニティーセンター(Carnegie Community Centre)

左側の建物がチャイナタウンの北端にあるカーネギーコミュニティーセンター(Carnegie Community Centre)です。

配給などホームレスを支援している場所で、建物の前に大勢のホームレスが集まっています。

反対側から眺めるだけなら安全ですが、むやみに前を通るの危険です。

チャイナタウン側からカーネギーコミュニティーセンターをのぞむ

チャイナタウンからメインストリート(Main St)を北に行くと、あきらかにホームレスの数が増えるのがわかります。

昼間でも近寄りたくない異様な雰囲気で、不用意に立ち入らないことをおすすめします。

日本だと大阪のあいりん地区(西成)が有名ですが、ヘイスティングスストリートの方が10倍ぐらい身の危険を感じます。

メインストリートとヘイスティングスストリートの交差点

ビルの下に人が集まっているのが見えますが、あれも全員ホームレスの人たちです。

道いっぱいにダンボールを広げて、みんな何かを売っています。

すこし離れたところから写真を撮っていますが、カメラを構えられる雰囲気ではありません。

安易にカメラを向けたら、襲われると思います。

ヘイスティングスストリート沿いのお店は、どこも頑丈な鉄格子を設置しています。

強盗対策だと思いますが、これだけでも治安の悪さがうかがえます。

薬物中毒が深刻な問題

日本のホームレスは高齢者が多く、街を歩いていても身の危険を感じることはありません。

一方、バンクーバーのホームレスは若い上に、気の狂った人が多くて怖いです。

これは若者の深刻な薬物中毒が原因です。

街中で意味もなく叫んでいる人や、あきらかにラリっている人、目がイっている人。

バンクーバーではそんな人をたくさん見てきました。

これはチャイナタウンの中ですが、薬物中毒のような若い女性が道端でなにかしていました。

バンクーバーを歩いていると、街中でドラッグを打っている人に出くわすのも珍しくありません。

夕暮れのヘイスティングスストリート

これだけの数のホームレスがいることに衝撃を受けます。

なにか危害を加えられるんじゃないかという緊張感が尋常じゃありません。

チャイナタウンの北端ヘイスティングスストリートには絶対に近づかないようにしましょう。

逆にそこさえ意識しておけば、昼間ならチャイナタウンの中は安全です。

普通に一人で歩いて観光できます。

バンクーバーチャイナタウン観光スポット

バンクーバーのチャイナタウンの観光スポットも紹介します。

ミレニアムゲート(Millennium Gate)

まずはチャイナタウンのランドマーク、ミレニアムゲート(Millennium Gate)と呼ばれる中華門。

目抜き通りのイーストペンダーストリート(East Pender St)にあり、チャイナタウンへの入り口です。

建設されたのは2002年、チャイナタウンと中国人がバンクーバーで果たしてきた歴史を記念して建てられました。

反対側からみたミレニアムゲート。

車道をまたぐように4本の柱に支えられ、門の下を車が走るのが特徴です。

歩道側には獅子像が設置されていて、全体的な装飾はそこまで派手ではありませんが、遠くから見てもわかるぐらい立派です。

サム・キー・ビル(Sam Kee Building)

ミレニアムゲートのすぐ目の前にあるのが、サム・キー・ビル(Sam Kee Building)。

実はこの建物、「世界で最も薄い商業ビル」としてギネスブックに登録されています。

その幅は、1階部分が1.5mしかないそうで、ビルには「JACK CHOW INSURANCE」という保険会社が入っています。

もともとは、サム・キー・カンパニーという貿易会社があり、1913年に建てられた歴史的な建物(1980年代に改装)。

夜になるとネオンがついて、なかなか雰囲気があります。

イーストペンダーストリートに面して窓口があり、入場料(15ドル)を払うと中に入れます。

口コミを見るとあまり評判はよくないようですが。

上海小路(Shanghai Alley)

このサム・キー・ビルの横に、上海小路(Shanghai Alley)という歴史的な細い路地があります。

1890年代には1000人以上の中国人がこのエリアに居住していて、中国系の映画館などもあったそう。

すぐ横には、広州小路(Canton Alley)という路地もあり、もともとこのあたりがチャイナタウンの中心でした。

それが歴史の流れとともに、東側メインストリート(Main St)へと移っていくことに。

観光しているときは全然知らなくて、写真を撮っていないのですが、気になる人は歩いてみてください。

西漢大銅鐘(West Han Dynasty Bell)という鐘があります。

中華文化中心(Chinese Cultural Centre)

ミレニアムゲートから歩いてすぐ、イーストペンダーストリート(East Pender St)沿いにあるのが、中華文化中心(Chinese Cultural Centre)。

文字通り、バンクーバーにいる中国人の文化的な中心地で、その名に恥じない立派な建物です。

1階には中国系のお土産ショップなど、何軒もお店が入っています。

ただ、ウィッグ専門店など、すこし怪しい雰囲気のお店が多い。

ビルの中には、「中国系カナダ人軍事博物館」(Chinese Canadian Military Museum)があります。

第二次大戦でカナダ軍に従事した中国系兵士の記録を保存する目的で開設されました。

孫文中国庭園(Dr. Sun Yat-Sen Classical Chinese Garden)

中華文化中心(Chinese Cultural Centre)の裏にあるのが、孫文中国庭園(Dr. Sun Yat-Sen Classical Chinese Garden)。

通称、中山公園という1986年に造園された明朝スタイルの中国庭園で、チャイナタウンでも一番有名な観光スポットです。

庭園の中心には鯉が泳ぐ池があり、その向こうにはバンクーバーの高層マンションが見えます。

高層ビルと庭園という、雰囲気でいえば東京にある日本庭園に似ています。

庭園は基本的に無料ですが、一部有料部分もあります。

庭園の入り口には、名前の由来にもなった〝中国近代革命の父〟孫文(孫中山)の銅像が設置されています。

DR. Sun Yat-Senというのは孫文の英語名。

革命の資金集めのため三度、バンクーバーに滞在した孫文を記念して作られたものです。

バンクーバーチャイナタウンを歩いて観光

ここからは、バンクーバーチャイナタウンの街並みを写真とともに紹介します。

実際に2日間に渡り歩いた旅行記ですが、長いので興味のある方だけどうぞ。

はじめてチャイナタウンに足を踏み入れたのは、夕暮れどきでした。

なんの予備知識もなく、ダウンタウンを歩いてると例のミレニアムゲートを見つけ、迷いこんだという感じ。

バンクーバーのチャイナタウンが、初の海外にあるチャイナタウンだったのですが、驚きました。

日本の中華街とまったく雰囲気が違い、一言で言うとここだけ中国でした。

お店の看板が全部中国語で、中国に行ったことがない僕でも、これが本場だと感じられる独特の雰囲気。

日本の三大中華街と、海外(北米)にあるチャイナタウンは完全に別物だと感じた瞬間でした。

日本の中華街は日本人向けに商売をしていますが、北米、バンクーバーのチャイナタウンは現地にいる中国人のために存在しています。

そこには白人からの差別と闘ってきた歴史があり、自分たち中国人が暮らしように築いたコミュニティーでした。

チャイナタウンは中国語で、唐人街と表記します。

これはほかのチャイナタウンでもそうで、日本でいう中華街は一般的ではありません。

ちょうどチャイナタウンの入り口付近ですが、鉄格子が設置されています。

治安が悪いエリアに隣接しているあって、ものものしい雰囲気。

ガラスなんて簡単に割られるんでしょう。

こちらの店もそうですが、そもそも閉店していてガランとしています。

最近では、新しい移民をはじめ、リッチモンドなどの郊外に中国人が移り住んでいます。

そのため昔からあるダウンタウンのチャイナタウンは衰退していく一方。

これはカナダのトロントやニューヨークでも同じです。

治安がよくて住環境のいい郊外に、チャイナタウンが広がっていくのは時代の流れ。

そのためレンガ造りの古い店が多く、こちらは「The Chinese Herbal Store」という漢方やハーブのお店。

店の反対側には、チャイナタウンの歴史を描いたミューラル(壁画)。

レトロな感じがいい味出してます。

「溫哥華三聯書店」( Sino United Publishing)という、中国の書籍を取り扱う書店。

イーストペンダーストリート(East Pender St)沿い、中華文化中心(Chinese Cultural Centre)のすぐ隣です。

店内は本当に中国語の本ばかりです。

その隣には、バンクーバー・フィルム・スクール(VFS)があります。

業界では有名な専門学校で、3Dアニメーションや視覚効果など本格的なCGを学べます。

バンクーバーは〝北のハリウッド〟と呼ばれ、映画やドラマのロケ地としても有名なんです。

メインストリートであるEast Pender St を東に向かって歩きます。

ゆるやかな登り坂になっています。

通りの両側には、レストランをはじめたくさんのお店が並びます。

道端ではおっちゃんが物乞いしていました。

チャイナドレスのお店もあります。

雑貨屋やお土産屋もあります。

メインストリートとはいえ、ところどころ空き家も。

かなり荒れ果てていました。

「Chin Wing Chun Society」という1925年に建てられた歴史あるビル。

坂を登り切ると、メインストリート(Main St)にぶつかります。

目の前には、カナダの五代銀行のひとつCIBCの支店があるのですが、すごく立派な建物。

このメインストリートを北に行くと、ホームレスがたくさんいて治安が悪い、イーストヘイスティングスストリート(East Hastings St)なので注意。

なんか雰囲気がおかしいと思ったら、引き返しましょう。

ヘイスティングスストリートに近づかなければ平和です。

地元の中国人の方が買い物するようなお店がたくさんあります。

ただ、お客さんはお年寄りの方が多い印象。

チャイナタウンも高齢化がすすんでいると思います。

店先にはたくさんの食材が売られていて、独特のにおいがします。

売っているものも見たことありそうで、ないものばかり。

新華中心(SUN WAH CENTRE)というレンガ造りの立派なビル。

メインストリートから一本入った、キーファーストリート(Keefer St)沿いにあります。

その横には、これまたかなり年季の入ったビルがありました。

昼までも雰囲気が出ていて、なんていうか幽霊屋敷みたいです。

漢方のお店です。

どの店もこんなふうにオープンに売っているのですが、案の定、鳩が飛んできてつついてました。

「まん福」っていう日本のお弁当屋さんを発見。

チャイナタウンにありますが、日本人の方がやっているお弁当屋さん。

リーズナブルでボリューミーらしく、日本の味が恋しい方はぜひ。

バンクーバーに爆誕!心震える日本のお弁当屋さん「まん福(Manpuku) 」突撃取材

中国ベーカリーのお店。

売っているパンは日本のに似ていて、安いのが特徴。

外食費が高いバンクーバーで、こういう店は重宝すると思います。

中国語(厳密には広東語)で、パン屋は餅店。

もともと広東省など中国南部からの移民が多かったという歴史があります。

店先には中国の赤提灯。

ジュエリーショップあります。

「成昌食品中心」(SING CHONG FOOD CENTRE)という、お肉屋さん。

店頭には、ローストダックが吊るされています。

海外のチャイナタウンではおなじみの光景。

べつのお肉屋さんでも、やっぱりローストダックが売っています。

近くで見ると、結構生々しいです。

3月とはいえ、まだ寒かったので、みんなダウンを着て買い物をしています。

派手な黄色と赤の看板。

ザ・中国っていう感じです。

一周して、「The Chinese Herbal Store」に戻ってきました。

チャイナタウンを歩いて観光するだけなら、半日もあれば十分です。

すでに閉店していますが、「Peking Lounge」というアンティーク家具屋の前で、観光ガイドの人がなにやら説明していました。

北京は英語で、Beijing といいますが、昔はPeking(ペキン )といっていたそう。

日本ではいまだにペキンと呼びますが、クラシックインテリアのらしい名前。

孫文中国庭園(中山公園)の目の前にあります。

「International Village Mall」という、チャイナタウンの入り口、ミレニアムゲートの手前にあるショッピングモール。

モールの2階にフードコートあって、「Giant Panda」という店の中華料理を食べました。

チャイナタウンにもレストランはあるんですが、グーグルマップの口コミで評判の店があまりなく。

バンクーバーでおいしい中華料理が食べたいなら、ダウンタウンのチャイナタウンではなく、リッチモンドに行くのが正解。

ショッピングモールの反対側には、「大統華T&T」という台湾系のスーパーマーケットがあります。

アジア系のスーパーとしてはカナダ最大規模で、バンクーバー近郊に8店舗。

中国だけでなく、韓国・日本の商品も多数取り揃えています。

「大統華T&T」の裏が、スカイトレインのスタジアム・チャイナタウン駅(Stadium- Chinatown Station)です。

まとめ

バンクーバーのチャイナタウンの観光スポットと治安について、写真を交えて紹介しました。

北米屈指の規模、100年以上の歴史があるチャイナタウンです。

孫文中国庭園(中山公園)などの有名観光スポットはもちろん、歴史的な建物が残る街並みは、歩いているだけでも新鮮。

日本の中華街にはない、欧米の中の中国を感じられます。

治安については、北端のイーストヘイスティングスストリート(East Hastings St)に近づかなければ比較的安全。

必要以上に心配する必要はありません。

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バンクーバーのチャイナタウンについても触れられています。

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