最近まで映像業界で働いていました。
未経験からポストプロダクション、映像デザイン会社と渡り歩き、完全未経験だったのでいろいろ大変な思いをしました。
この記事では、映像業界に未経験で就職・転職するのに大切なことを僕の経験から書いてみたいと思います。
映像業界はブラックなのか
まずはじめに、映像業界はブラックです。
いきなり夢を壊す話で申し訳ありませんが、ほかの業界と比べると明らかにブラックと言えます。
もちろん待遇のいい会社もありますが、それは大手やトップの会社などのごくわずか。
「労働基準法?なにそれ」みたいな会社がほとんどです。
それにも関わらず、やりがいを求めて人気があったりするのも事実。
以下はあくまで僕が経験した事実で、もちろん全ての会社にあてはまるわけではないのであしからず。
給料安い残業代なし
給料はめちゃくちゃ安いです。
残業代は出ません。
いうまでもなくボーナスなんてありませんでした。
さらに未経験だと足元を見られます。
とにかく業界に入るのに必死で、生活さえできれば何でもやります!みたいな状態はあまり賢いとは言えません。
その結果、僕は一番安いときだと、手取りで11万でした。
完全にワープアで、都内で一人暮らしだったので家賃と食費だけで全部消えてました…。
本当にギリギリの生活を送ってたので、うっかり会社の近くでランチしようものなら大変。
「最初はみんなそんなもんだよ」とケロッと上司から言われたのを今でも鮮明に覚えています。
休みは取れない、労働時間が長い
僕の場合ですが忙しいときは、1か月の労働時間が300時間以上は当たり前でした。
300時間というと1日10時間以上で、1ヶ月まるまる働くイメージです。
納品前は徹夜が当たり前という状況が原因なのですが…。
そのためプライベートはほとんどありませんでしたし、数か月十分な休みが取れないなんて場合も。
映像業界に未経験で就職・転職するのに大切なこと
映像業界のブラックな部分を紹介しましたが、やりがいのある業界です。
自分が関わった作品がテレビで流れて、たくさんの人に楽しんでもらえたり。
苦しい思いもするするかもしれませんが、得られる感動も大きいのも事実。
そこで僕が数年働いてきた経験から、どういった人材が求められているのか。
未経験でも就職を勝ち取る方法を考えていきたいと思います。
未経験者が面接でアピールすべきポイント
ずばり未経験者が面接でアピールすべきポイントは、体力と忍耐力です。
先ほども言ったように映像業界はブラックで、入ったとしても辞める人がとても多いです。
加えて体育会系な業界で、いくらセンスがあっても体力がないと続きません。
そこで、何かを継続してきた経験があれば、それを面接でアピールするのが一番。
部活やスポーツの経験も大きなアドバンテージになります。
僕の場合で言えば、高校までずっと部活をやっていて体力には自信がありました。
はっきり言ってスキルもセンスもなかったので、これぐらいしかアピールできませんでした。
やはり今思うと未経験での就職で一番見られる部分は、辞めないで続けられるかどうかです。
もちろん最低限求められるポートフォリオを準備した上での話ですが。
若いほど有利
あと最後にもう一つ、年齢も大事だということ。
はっきり言って若ければ若いほど有利で、未経験ならなおさらです。
「映像業界に興味があるけど迷っている」という人がいたら、今すぐ就職なり転職活動を始めることをおすすめします。
まとめ
最後にまとめると、
- 映像業界はブラック
- 面接では体力と忍耐力をアピールすべき
- 部活などスポーツの経験があればベター
- 若い方が有利
もちろんスキルも求められますが、未経験なら体力と忍耐力で勝負しましょう。