洋書を読んで、英語力をアップさせたいと考えている英語学習者。
そんな人におすすめなのが、日本でもベストセラーになった『7つの習慣』です。
自己啓発、ビジネス書として有名ですが、意外と読みやすく、中級者向けの多読の教材として最適。
英語だけでなく、人生哲学も学べる一石二鳥の本です。
『7つの習慣』とは

『7つの習慣』は、スティーブン・R・コヴィー博士による成功哲学、人生哲学の本です。
全世界4,000万部以上、日本でも240万部を売り上げるベストセラー書。
原題は『The 7 Habits of Highly Effective People』で、成功している人の7つの習慣という意味。
初版が出版されたのは1989年、原書は英語で書かれています。
英語中級者におすすめ
洋書の『7つの習慣』は、英語中級者におすすめです。
TOEICでいうと600〜750点ぐらい、英検準2級〜準1級のレベルに該当します。
ビジネス書に分類され一見難しそうですが、簡潔な英語で書かれていて読みやすいのが特徴。
僕の英語力はTOEIC875点、英検2級ですが、辞書を使わなくても読めてしまうレベルです。
確かに、抽象的で理解しにくい部分もありますが、英語力を鍛えたい中級者にはちょうどいい教材です。
約400ページとボリュームは多めですが、読み終わるころには、確実に英語力はアップしています。
『7つの習慣』を理解するキーワード

ここでは『7つの習慣』を理解するためのキーワードを、簡単にリストアップします。
7つの習慣とは、次の3つのグループに分類されます。
第1の習慣:主体的である(Be Proactive)
第2の習慣:終わりを思い描くことから始める(Begin with the End in Mind)
第3の習慣:最優先事項を優先する(Put First Things First)
第4の習慣:Win-Winを考える(Think Win/Win)
第5の習慣:まず理解に徹し、そして理解される(Seek First to Understand, Then to Be Understood)
第6の習慣:シナジーを創り出す(Synergize)
第7の習慣:刃を砥ぐ(Sharpen the Saw)
事前にこれらを知っておくだけでも、原書を読んだときの理解が違います。
もっと詳しく知りたい人は、先に日本語訳を読むのがいいでしょう。
『7つの習慣』を英語で読んで、英語力を上げよう
全世界で4,000万部を売り上げるベストセラー『7つの習慣』。
ビジネス書のわりに、全体的に読みやすく、英語中級者向けの多読教材として最適。
内容も非常に読み応えがあり、英語だけでなく人生哲学について学び人にもおすすめ。
ページ数はやや多いですが、そのぶんチャレンジしがいのある一冊です。
洋書で理解できる自信がない人は、日本語版を用意しておくとはかどります。
原書と照らし合わせながら読むと、より理解が深まります。
