『部下を持ったら必ず読む「任せ方」の教科書』要約 : 大切なのは部下を信頼して任せること

部下の育成とマネジメントについて学ぼうと、『部下を持ったら必ず読む「任せ方」の教科書』を読んだ。

ライフネット生命のCEOを務める出口治明さんが、自身の経験をもとに上司としての心構えや仕事の任せ方について書いた本。

昨年から部下を持ち始めて仕事の任せ方に悩んでいたが、参考になる部分がたくさんあったので、特に印象的だった点を紹介。

目次

『部下を持ったら必ず読む「任せ方」の教科書』要約

人間の能力はそれほど大差ない

冒頭で印象的だったのが、人間の能力はそれほど変わらないということ。

社長も部長も一般社員にも大差はなく、何かを成し遂げようとしても一人ではできない。

だから、ビジネスを成長させるためには、任せることが重要になると。

大企業のCEOが言うのだから、一般人からしたら救われるような感覚で、親近感を覚える。

指示は具体的かつ的確に

部下に仕事任せるときに大切なのが、指示を具体的かつ的確に出すこと。

そのためには次の4つの条件、

  • 期限
  • 優先順位
  • 目的・背景
  • レベル

を示すのが必要だという。特に、その仕事をする目的と、要求するレベルを伝えるのが大事というのは確かにと思う。

部下は任された仕事の背景は知らないので、しっかり情報を共有するのが、スムーズに仕事を進めるコツかなと。

部下を育てる基本は責任をもたせること

プレイヤーからマネージャーになった上司がやりがちなのが、自分でやったほうが早いと自分で修正してしまうこと。

しかし、部下を育てるには責任をもたせることが大事だという。

僕もついつい自分で修正しがちだか、時間の許す限りは、できるかぎりやらせる。

そして、辛抱強く待つ。部下を育てるには忍耐が大切だと強く感じる。

ちなみに、結果責任の見返りとして、高給をとっているのが上司。部下のミスには問答無用で責任をとるという指摘にはハッとした。

ほうれそうは上司が部下にする

仕事を円滑に進めるための手段として、「報告」「連絡」「相談」、略して「ほうれんそう」がある。

一般的に部下が上司にするものとして認知されてるが、上司こそ部下に積極的にほうれんそうをするべきだという。

なぜなら、上司は部下にとってうっとうしい存在だから、積極的にほうれんそうして、部下の状況を把握しろと。

部下のほえれんそうが少ないと悩んでいたが、自分がほうれんそうしていないのも原因だと気づいた。

話しかけやすい雰囲気を作るのも大事だが、もっと自分から部下に対してコミュニケーションをとろうと思った。

リーダーは人間の本質を知ること

本書ではリーダーになるための条件として、「思い」「共感力」「統率力」が挙げられてるが、それらを身につけるためには「人間の本質」を知ることだという。

「人間はどういう動物で、どのように行動するのか」

そのためには、たくさん人に出会い、たくさん本を読み、たくさん旅をして、インプットするのが大切だと。

ついて行きたい、人間的に魅力的な上司になるには、仕事以外でのインプット、学びは欠かせないと思った。

部下を信頼して任せることが大切

本書で一貫して言っているのは、部下を信頼して任せることの大切さ。

そうすることで部下は育ち、どんな部下でも使うのが優れた上司だという。

部下は上司を選べないというが、上司もまた部下を選べないという指摘にはギクッとした。

本書でも引用されていた山本五十六の名言にこそ、部下との関わり方の本質がある。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば、人は動かじ。 話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。 やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」

部下に気遣いができるおおらかな上司になりたい

最後に印象的だったのが、日本生命時代の元専務森口昌司さんとのエピソード。

出口さんが日曜出勤を命じられて働いている間、森口さんはどこかで居眠りしているという。

そして午後6時になると突然起き出し、「日曜日に仕事してもらって悪いな、麻雀しながら飯でもおごるよ」と言う。

もともと麻雀がやりたかっただけなのかもしれないが、おおらかでさり気なく気を使える上司には憧れる。

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