「ジャパドッグ」バンクーバー発日本人オーナーによるホットドッグ

移民の国、カナダはバンクーバー。

街中にはいたるところにラーメン屋があり、日本食が現地でも浸透していることがわかるが、なかでも一番有名といっても過言ではないのが「ジャパドッグ」。

日本風にアレンジされた一風変わったホットドッグを提供するファーストフード店で、現地バンクーバーではその名を知らない人はいないほどの人気ぶり。

その勢いはとどまることを知らず、国境を越えサンフランシスコにも屋台型店舗を展開しているほど。

「ジャパドッグ」のはじまり

事の始まりは2005年。ある日本人夫婦が、ワーキングホリデービザでバンクーバーに渡ってきた。大きな希望とわずかなお金を持って、なんのあてもなく海を越えバンクーバーの地に降り立った。

1500ドルで中古車を購入し、見知らぬ土地で一からホットドッグ屋台をスタートさせた。慣れない英語、屋台に対する厳しい規制など、苦労の連続で当初は思うように売上が上がらなかったという。それでも毎日握力がなくなるまで必死に働き続け、諦めなかった。

すると次第にお客さんが集まり始め、徐々に人気が出るようになった。2009年には屋台の2号店をオープンした。そして、翌年のバンクーバーオリンピックでフィーバーが起こる。連日、屋台には長蛇の列ができ、世界中のメディアでも取り上げられ一躍有名になった。

いまではハリウッドスタースターもお忍びで来店するというジャパドッグ。現在、バンクーバーでは6つの屋台に店舗1店、そしてサンフランシスコに屋台2つを構えている。

下記でオーナーの方のインタビューを読むことができる。

社長訪問:田村 徳樹 「JAPADOG」

海外に渡り、己の身一つで成功するというのはどういう人なのか。純粋に興味があった。

「カッコイイ場所で商売がしたい」海外に出る理由なんて単純でいいのかもしれない。

「ジャパドッグ ロブソン店」に行ってみた

ジャパドッグは基本的に屋台で展開しているが、1店舗だけバンクーバーのダウンタウンに店舗がある。

バンクーバーシティセンター駅から徒歩3分、ロブソンストリート沿いにあり、目の前にはバンクーバー公立図書館(Vancouver Public Library)がある。

「ジャパドッグ 」のメニュー

初めて店に行って驚くのが、ホットドックのバリエーションの数。組み合わせ次第では100種類以上提供しているらしい。価格は平均して$6〜$8ぐらい。

やはり目を引くのが、独特のスペシャリティーメニューの数々。定番の「KUROBUTA TERIMAYO」をはじめ、大根おろしをふんだんに使用した「OROSHI」、お好み焼きをアレンジした「OKONOMI」に「NEGIMISO」「UME」「EBI TEMPURA」など。

セットのフライドポテトは6種類のフレーバーから選ぶことができる。もちろん全部日本風だ。

  • AONORI
  • UMEKATSUO
  • BUTTER&SHOYU
  • SHICHIMI&GARLIC
  • CONSOMME
  • BLACK PEPPER

メニューはホームページからも確認することができる。

JAPADOG MENU

定番の「KUROBUTA TERIMAYO」

海外に来たばかりというのもあって、現地のお店に入るのはやはり勇気がいる。日本風のお店でもそれは関係なく、おそるおそる扉を開ける。

店内は思ったより狭く、黒を基調とした落ち着いた雰囲気。入ってすぐ左手にカウンターがあり、とりあえず一番最初に目に飛び込んできた「KUROBUTA TERIMAYO」をオーダー。セットでフライドポテト(BUTTER&SHOYU)を付けてもらう。

店員の方は日本人の方だと思われるが、キビキビとした雰囲気はこっちの店員のそれだった。慣れない英語で注文しだが、英語が苦手なら日本語でも対応してくれると思う。

クレジットカードで料金を支払う。金額は税込で$12.64。日本円だと1000円オーバー、決して安くはない。カナダで外食するとだいたいこれぐらいにはなる。

ドリンクは紙コップを渡されるので自分でサーバーで注ぐ。ほかのフォーストフード店と同じ。ほどなくして、オーダー番号を呼ばれた。

定番の「TERIMAYO KUROBUTA」。「世界で死ぬまでに一度は食べたいものベスト100」にも選ばれたという超人気メニュー。太い黒豚ソーセージに、たっぷりのマヨネーズと海苔がトッピングされている。この組み合わせは反則だなと思いながら一口頬張る。

ジャンキーなうまさが口の中いっぱいに広がる。バター醤油のフライドポテトと一緒にコーラで流し込む。食べ終わった後はお腹いっぱいだった。

バンクーバーに来る機会がある方は、ぜひ一度体験してみてはいかがだろう。

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