初めて受験したIELTSで、オーバーオール6.0(各セクション5.5以上)を取得しました。
- 独学で初受験
- 勉強期間は1か月
- TOEICは500点代後半
という条件でしたが、なんとか目標スコア6.0を獲得。
この記事では、僕が使用した参考書や勉強法を紹介します。
IELTS(アイエルツ)について
まず、IELTSについて知らない人のために簡単に説明します。
IELTS(アイエルツ)とは、海外留学や海外移住の際に必要な英語力を証明するためのテストです。
「International English Language Testing System」の略で、イギリス、アメリカ、カナダなど120カ国以上。全世界140万人以上の人が受験している国際的な英語力試験です。
アカデミックモジュールとジェネラルモジュール
IELTSの試験には、アカデミックモジュールとジェネラルモジュールの2つがあります。
アカデミックモジュール | 海外大学、大学院への進学に必要 |
---|---|
ジェネラルモジュール | 海外移住、海外での就労に必要 |
テスト内容は4セクション
IELTSのテスト内容は、次の4つのセクションから構成されます。
- リスニング
- リーディング
- ライティング
- スピーキング
一般的なTOEICと違い、ライティングとスピーキングがあるのが特徴で、この2つはしっかりとした対策が必要です。
スコアは9点満点
IELTSのスコアは9点満点で、1~9までの数字で表されます(6.0、6.5など)。
総合点はオーバーオールスコア(1〜9)といい、各セクションの個別スコア(1〜9)から算出。
留学の際に求められるスコアの目安として、
海外の大学 | 5.5~6.0 |
---|---|
海外の大学院 | 6.5~7.0 |
学校によって要求される点数は異なるので、志望校の必要スコアは要チェック。
オーバーオール6.0以上(各セクション5.5以上)というように、各セクションごとに最低必要スコアが設定されている場合もあります。
IELTSの勉強を始めたときの英語力
僕がIELTS対策を始めたときの英語力について紹介します。
- 英語の勉強は8年ぶり
- TOEIC500点代後半(8年前に受験)
- 退職したので時間はあった
本格的に英語の勉強をするのは約8年ぶり。当時、就活のためにと受験したTOEICは500点台後半。
社会人になって英語を勉強する機会もなく、大学生の平均ぐらいの英語力だったと思います。
ただ、会社を退職して勉強する時間はあり、平均すると毎日4、5時間は勉強していました。
ちなみに、IELTSを受験した1年後にはTOEIC875点を達成しました。

IELTS対策に使った参考書

IELTS専用の対策本『IELTS完全対策&トリプル模試』
まず実際に使用したのが『IELTS完全対策&トリプル模試』です。
IELTS対策本の定番として知られていて、口コミでも評判だったので購入。
結果からいうと、『IELTS完全対策&トリプル模試』をやりこんでオーバーオール6.0はとれました。
全部で608ページもあり、3回分の模試gがついていてかなり充実しています。
時間がない人は『IELTS完全対策&トリプル模試』をみっちりやりこむのが王道です。
IELTS公式問題集は必要なかった
巷で人気のケンブリッジの公式問題集ですが、僕は使いませんでした。
公式問題集は全て英語なので、英語が苦手な人には学習効率が悪いかなと思います。
IELTS専用の単語帳『実践IELTS英単語3500』
単語帳は、一番定番とされている『実践IELTS英単語3500』を使いました。
特徴としては、バンドスコア別にレベル分けされていて勉強しやすいこと。
レベルが1〜6まであり、目標スコアのレベルまで覚えればOKです。
実際に僕が覚えたのはレベル3までで、レベル4と5は確実に高スコアをとりたい人向け。
ダウンロード音声も付いているので、リスニングの勉強にも使えます。
オーバーオール6.0を目指すなら、『実践IELTS英単語3500』の重要語レベル3まで覚えておきべき。
IELTSのリスニング対策
リスニング対策も『IELTS完全対策&トリプル模試』を使い、それと平行してTEDを活用しました。
公式サイトやYouTubeで無料で視聴でき、リスニング対策教材としてかなり使えます。
適度なスピードで発音も聞き取りやすいので、ちょうどいい難易度です。
字幕も確認できるので、聞き取れなかった音は字幕で確認するのコツ。
トーク内容も最新の研究やアカデミックなものが多く、ライティングとスピーキングのネタにもなります。
IELTSのリーディング対策
リーディングに関しても『IELTS完全対策&トリプル模試』を使用しただけ。
問題形式に慣れ、解き方のコツを押さえるだけで十分対応できます。
日本人が一番得意なパートだけあり、本番では一番高スコアで7.0でした。
リーディングである程度スコアが取れたら、ライティングやスピーキングに時間をまわしましょう。
スコアが取れなかったら、語彙不足の可能性があるので単語帳をやるべき。
IELTSのライティング対策
個人的に一番苦手なのがライティングパート。はじめて問題を見たときはほぼ白紙という状況。
ライティングに関しても同じく『IELTS完全対策&トリプル模試』をやりこんで、本番でなんとか5.5を達成。
目標スコアごとに解答が数パターン載っていて、とても参考になります。
模範解答のカタや定番のフレーズを丸暗記するつもりで、ひたすらノートに書き写すのがポイント。
IELTSのスピーキング対策
スピーキングに関しては、DMM英会話とレアジョブ英会話に登録して毎日レッスンを受けました。
参考までに、スピーキング6.0の英語力を紹介した動画を貼っておきます。
僕は1か月間毎日オンライン英会話を続けて、なんとか5.5。それぐらい初心者にとってスピーキングは鬼門です。
レアジョブでやってもらった模擬試験と本番のスピーキングが同じスコアだったので、それなりに信用できます。
独学でIELTS6.0を取った勉強法まとめ
以上が、僕が独学でIELTS6.0を取った勉強法と使用した参考書です。
簡単にまとめると、
- 『IELTS完全対策&トリプル模試』
- 『実践IELTS英単語3500」』
の2冊をしっかりやりこむ。
スピーキングは、DMM英会話とレアジョブ英会話に登録して毎日レッスンを受講。
これで1か月間、毎日4、5時間勉強して、オーバーオール6.0(各セクション5.5以上)を取得。
独学でIELTS6.0を目指している人の参考になれば幸いです。


