【作例】写ルンですのコツ。失敗した写真も紹介

「写ルンです」ならエモい写真が撮れる。

ということで、フィルムカメラを使ったことがない若い世代から注目を集めています。

僕も久しぶりに、あの独特の懐かしい感じの写真が撮りたくなって、写ルンですを使ってみました。

この記事では、写ルンですの使い方やコツを、失敗した作例を交えながら紹介します。

目次

写ルンですの種類

スタンダードなシンプルエース

まずはじめに、写ルンですの種類を紹介します。

一番スタンダードなのは、Amazonでも売っているシンプルエースの27枚撮りです。

2001年12月に発売されたレトロなデザインが特徴で、カメラのスペックは以下のとおり。

フィルム135フィルム
撮影枚数27枚
焦点距離32mm
絞りF10
シャッタースピード1/140秒
撮影距離範囲1m〜無限遠
フラッシュ内臓(有効撮影距離:1m~3m)
寸法W 108.0×H 54.0×D 34.0mm
重量90g

32mmの広角レンズで、絞りとシャッタースピードは固定。

無限遠(ピント調節が不要)で最短撮影距離は1m。

露出の調整の必要はありません。

そのため、誰でも簡単にシャッターを押すだけで撮れるのが特徴です。

しかも、コンパクトでとっても軽量。

ボディはたった90gで、ヤクルト1本分と同じ重さ。

価格はオープン価格で、Amazonでは27枚撮りが900円ちょっとで買えます。

またフラッシュが内臓されているので、暗いところで撮影するときはフラッシュを利用します。

写ルンですニューウォータープルーフ

水深10mまでの水中で撮影できる、防水カバー付きの写ルンですもあります。

防水なので、海中やプールでも使用でき、価格は1500円とシンプルエースより高めです。

写ルンです プレミアムキット

こちらは、シンプルエースと専用のハードカバーがセットになったプレミアムキット。

富士フイルムの高性能フィルムコンパクトカメラ「KLASSE W」をイメージしたカバーです。

特徴としては、首からぶら下げてそのまま撮影することができること。

値段は5000円と高めですが、レトロでおしゃれな専用カバーが欲しい人用。

読み方は「うつるんです」

ちなみにですが、読み方は「うつるんです」。

「写ルンです」を知らない若い世代の人は「しゃるんです」と読んでしまうとか。

昔はよくテレビでCMが流れていました。

写ルンですを買える場所

写ルンですは、ビックカメラやヨドバシカメラなどの家電量販店で売っています。

昔はコンビニでも売っていましたが、最近はあまり見かけなくなりました。

だた、観光地のコンビニではいまだに売っていることがあり、奈良公園近くのローソンで売っていました。

写ルンですを現像できる場所

写ルンですはフィルムカメラなので、現像する必要があります。

撮ったその場で写真を確認することはできません。

現像は、次の家電量販店できます。

  • ビックカメラ
  • ヨドバシカメラ
  • カメラのキタムラ

現像メニューとしては、

  • L版プリント
  • CDへのデータ化
  • スマホへのデータ転送

など、店舗によってサービス内容が異なります。

また現像にかかる時間ですが、早いところだと1時間ぐらいで終わります。

お店の混雑状況や時間帯によってかわりますが、空いていれば数時間で仕上がります。

写ルンですの使い方

それでは、写ルンですの使い方・撮り方を紹介します。

富士フイルムの公式サイトから画像を引用します。

使い方はとってもシンプルで、

  1. 右上の巻き上げダイヤルを止まり切るまで回す
  2. フラッシュが必要か確認(暗い場所や室内はフラッシュ推奨)
  3. シャッターボタンを押す

以上の3ステップです。

そしてシャッターを押したら、右上の巻き上げダイヤルをカチッというまで回すの繰り返しです。

注意足したいのが、暗い場所ではフラッシュをたく必要があること。

フラッシュを使うには、前面のフラッシュスイッチを上にスライドさせます。

すると上部のパイロットランプが点灯するので、その状態でシャッターを切ればフラッシュが発光します。

写ルンですで撮るときのコツ

このように使い方は簡単なのですが、撮るときのコツ・注意点があります。

暗いところでは必ずフラッシュをたく

明るい場所ならそのまま撮影できるのですが、暗い場所では必ずフラッシュをたきます。

また明るく感じるときでも、以下の条件ではフラッシュの使用が推奨されています。

  • 日陰・木陰
  • 室内・車内
  • 逆光

室内はもちろんですが、屋外でも、日陰などの日光が当たらない場所ではフラッシュを活用するのを忘れずに。

上の木陰で撮った写真でも失敗していますが、暗い場所でフラッシュをたかないと、暗くて緑っぽい写真になってしまいます。

写ルンですは露出の調整ができないぶん、暗い場所ではフラッシュを使って明るさを補う必要があります。

またフラッシュには有効撮影距離があります。

フラッシュが届く範囲のことで、シンプルエースの場合は1m〜3m。被写体が遠すぎるとフラッシュの効果がないので注意です。

最短撮影距離は1mと寄れない

写ルンですは最短撮影距離1m、被写体に寄れません。

たとえば、料理などのテーブルフォトは、席を立ちでもしない限り撮れないと思っておいた方がいいでしょう。

スマフォのカメラ感覚で近くのものを撮っても、現像した写真を見たらピンボケだったなんてこともありえます。

上の写真では、手前にいる鹿が近すぎてボケています。

ただ、1mから先は無限遠です。全範囲にピントが合います。

近くの物を取らない限りピンボケにならないので、初心者には使いやすカメラです。

ファインダーで見る範囲と、写る範囲にズレがある

またファインダーで見る範囲と、実際に写る範囲には誤差があります。

具体的には、ファインダーで見たときより、現像した写真の方が若干広く写ります。

上の写真では、ファインダーでのぞいたとき右端の鹿はフレームにいませんでしたが、現像した写真を見たら写っていました。

ファインダーで見えているより広く写ると考えてフレーミングする必要があります。

撮影中はうっかり忘れてしまいそうなので覚えておきましょう。

レンズに指がかぶらないように注意

これもありがちですが、レンズに指がかぶらないよう注意しましょう。

ボディが小さく、レンズが出っ張っていないので、気づかないうちにレンズに指が被っていることがあります。

現像した写真を確認したら、端っこに指が写っていたというのはよくある失敗です。

上の写真でも、左上に指がかぶって黒くなっています。

自撮りするときのコツ

自撮りするときのコツは、肘をピーンと伸ばすことです。

肘を曲げると近すぎてピントが合わないので、限界まで伸ばして自撮りするのがコツです。

写ルンですで撮ったエモい作例

ここからは、写るんです 27枚撮り シンプルエースで撮影した作例を紹介します。

失敗してLightroomで補正した写真以外、現像して上がってきた画像データをそのまま載せています。

まずは奈良公園に向かう途中で一枚撮りました。

シャッターを押したのは数年ぶりでしたが、ボタンがおもちゃみたいに軽くてびっくりしました。

カシャッという小気味良い音に、ついついシャッターを押してしまいます。

実家のアルバムの写真を思い出します。

ただ、デジタルカメラと違い写ルンですは撮影枚数が限られています。

27枚は意外と少ないので、慎重にシャッターを切らないとすぐ終わってしまいます。

逆光だったのでどう写るか心配でしたが、しっかり鹿が撮れていました。

白飛びし過ぎず、フレアもゴーストもなく、意外とちゃんと写っています。

写ルンですはコンパクトで、スナップに最適です。

めちゃくちゃ軽いので、持っていても一切ストレスになりません。

ミラーレスや一眼レフの重いボディに慣れていると、軽すぎて心配になるぐらいです。

じーっと見つめてくる鹿がいました。

中心部分は解像しているものの、四隅は画質が落ちていて暗くなっています。

カメラの性能的に優れているとはいえませんが、このアナログな感じがエモさを演出してくれます。

フィルム特有のざらっとしたノイズもいい感じです。

それと写ルンですの焦点距離は32mmです。

広角なので風景など広い画を撮るのに向いていて、旅行など思い出として残すには最適です。

ただ、ちょっと広いかなと感じるときもあるので、そのときは自分で動いて調整しましょう。

右端に鹿が見切れていた一枚。

フレームから外したつもりだったんですが、完全に失敗しました。

ファインダーで見える範囲より、実際に写る範囲の方が広いのが原因です。

背景の木の葉っぱが、風でブレていますね。

写ルンですのシャッタースピードは1/140秒と固定なので、被写体の動きが速いと、被写体ブレがおきます。

写ルンですの最短撮影距離は1mなので、近くを撮るのは苦手。

手前にいる鹿が1m以内に入っているので、ピントが合わずボケています。

おそらく、これでちょうど被写体まで1mぐらいです。

東大寺南大門の下。

日が当たらない暗い場所なのに、フラッシュをたかなかったので緑ぽっくなりました。

またノイズもだいぶのってしまっています。

トーンカーブでグリーンを抑えるとマシになりました。

ただ、後処理で調整するのも限界があるので、日中でも暗い場所ではフラッシュは必須です。

レンズに指がかぶって、左上が黒くなった一枚。

ボディ自体がコンパクトなので持つときに気をつけないと、指がかぶってしまいます。

こちらの写真も明らかに緑っぽくなっていました。

どうも明るさが足りないと、グリーン寄りに色がかぶるようです。

日の当たらない林の中。ここは明らかに暗い場所でした。

今回完全にフラッシュを使うことを忘れていて、明らかな失敗写真にに。

トーンカーブで無理やり修正しても、ノイズがひどく細部がつぶれています。

右側に光線漏れみたいなのも入っていました。

こちらもフラッシュなしで、暗くてグリーンっぽくなったので、トーンカーブで修正しました。

すこしでも暗いと思ったら、フラッシュを使用するのを忘れずに。

そして、これで27枚全て撮り切りました。

まだまだ撮りたい場所はあったんですが、27枚では全然足りなかった。

なので、観光地などを周るときは何個か持っていくのがおすすめです。

ちなみに、KodakのFunSaveという使い捨てカメラもあります。

写ルンですのKodak版なんですが、残念ながら日本では販売していないようです。

まとめ

写ルンですの使い方やコツを、失敗した作例を交えながら紹介しました。

コンパクトで使いやすいぶん、意識しないとうっかりミスをしてしまいます。

ただ、ピントや露出を調整しなくていいので、だれでも簡単に撮れるのは大きなメリットです。

特に、フィルムカメラ特有のノスタルジックでエモい雰囲気は、スマフォやデジタルカメラでは出せない味。

普段とはちょっと違う、懐かしい雰囲気の写真を撮りたい人におすすめです。

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