最近まで都内の会社で映像クリエイターとして働いていました。
美大や専門学校を出たわけでもなく、まったくの未経験での転職。
当時の僕は、
- 大学留年
- 社会人経験2年
- スキルなし
- コネなし
- センスなし
という状況で、転職活動は大変でした。
この記事では、僕がどのように映像クリエイターに転職したのか紹介します。
転職活動前の準備
やりたいことを具体的に決める
まず、やりたいことを具体的に決めます。
映像クリエイターと言ってもいろいろあり、VFX、モーショングラフィックス、キャラクターアニメーション、3D系など。
ゼネラリストという選択肢もありますが、学ぶことが多いので、スペシャリストの道を選ぶのが無難。
中途半端にいろいろできるより、1つの分野に特化したスペシャリストの方がキャリア的にも有利。
レベルの高い仕事に携わりたい、海外で働きたいというのであれば専門分野を極めるのが近道。
独学で勉強する
基本的に独学で大丈夫です。専門学校に行く必要はありません。社会人にとって専門学校に入り直すのは時間もお金もかかります。
覚えるべきソフトの入門書を買って基礎から一通り勉強します。実践的なテクニックは、YouTubeやオンラインコースなどで十分学べます。
転職活動について
ポートフォリオを準備
未経験でも必ずポートフォリオを作りましょう。ポートフォリオがないと面接にすら行けません。
美大や専門学校に通っていた人にとっては常識ですが、異業種から転職する人にとっては一番のハードル。
僕も1分ぐらいのモーショングラフィックスの動画を作りましたが、いま見るとひどい。
初心者がいきなり凄いのを作るのは無理なので、ある程度のポートフォリオができたら、とにかく行動です。
フィードバックをもらう
できれば、プロや業界の人にポートフォリオ見てもらいましょう。
未経験で作った場合、自分では気づかないマイナスポイントばかりの可能性があります。フィードバックをもらい修正して、ブラッシュアップするのが大切。
ただ異業種から転職する人にとっては、その機会を得るのも難しいのも事実。僕は面接で自分の作品を見せたときに、フィードバックをもらっていました。
応募方法や転職サイト
映像クリエイターの転職サイトとして有名なのが、CGWORLDとCINRA.JOB。また、直接会社のホームページから応募するという方法もあります。
ただ、求人内容を見ても分かるとおり実務経験が求められる場合が多数。コツとしては、とにかくたくさん応募すること。
チャンスはどこに転がっているかわからないので、できるだけ多く登録して、可能な限り情報を集める。
未経験者にとっては、運とタイミングも重要です。それを引き寄せるには行動しかありません。
僕の場合は、書類選考の通過率は50%以下で、仮に面接まで行っても「ちょっと厳しいかな」というリアクションをされるのがオチ。でも諦めずにとにかく探しました。
そしてタイミングが重なって、結果的に良い会社に就職できました。なので諦めないこと、これに尽きます。
面接でのアピールポイント
書類選考を通過したら次は面接。未経験ならやる気と体力をアピール。やる気を証明する1つがポートフォリオです。
クオリティーがどうであれ、作った苦労が感じられる作品であれば、評価してくれる場合もありますし、僕もそうでした。
決してクオリティーが高いとは言えませんでしたが、未経験なりに頑張って作り上げたことを認めてもらい就職につながりました。
また、映像デザイナーは労働時間が長いです。体力と忍耐力も必要。部活やスポーツなど、継続してきたことをアピールするのも忘れずに。
諦めないことが大切
最後に、諦めないことが大切。未経験から映像テクリエイターに転職するのは大変ですが、行動し続ければ、必ずチャンスはやってきます。
