GR IIIのポジフィルム調。違いをスタンダードと比較してみた

GR3には10種類のイメージコントロールが搭載れています。

そのうち特にユーザーに人気が高いのが、ポジフィルム調の設定。

今まで「なんとなくいい感じになる」という理由で使ってましたが、実際何が違うのかよくわかっていませんでした。

ということで、定番のスタンダードやビビッドと比較しながら紹介します。

目次

GR IIIのポジフィルム調の比較

まずは、定番のスタンダードとポジフィルム調の撮って出しのJPEGを比較していきます。

撮影は絞り値優先モード(Aモード)で、基本的な設定は次のとおり。

  • ホワイトバンス:オートWB
  • 周辺光量補正:オン
  • ダイナミックレンジ補正:オート(ハイライト、シャドーともに)
  • 高感度ノイズ低減:オート
  • クロップなし

比較対象のイメージコントロールの設定自体もデフォルトのまま(彩度やコントラスト・キーなど細かく調整できます)

それでは、ポジフィルム→スタンダードの順で載せていきます。

ポジフィルム調

まずはポジフィルム調です。

スタンダード

そしてスタンダード。比べてみると、コントラストと彩度に違いがあります。

コントラスト彩度
ポジフィルム調高い高い
スタンダード低い低い

ポジフィルム調の方がコントラストと彩度が高いぶん、インパクトがあります。

特に、シャドウ部分は、ポジフィルム調の方がだいぶ暗く出ています。

ポジフィルム調

次は空の写真で、こちらはポジフィルム調。

スタンダード

そしてスタンダード。やはりポジフィルム調の方が、ハイコントラストで彩度高め。

また特徴的なのが、ブルーの色味です。

スタンダードは空の青がマゼンタ(紫)っぽいですが、ポジフィルム調はシアン(青)っぽいです。

ビビッド

ここでビビッドの作例も載せておきます。その名のとおり、スタンダードより彩度は高め。

ただ、空の色味はスタンダードと同じで紫っぽく、ポジフィルム調の方が青っぽいです。

これは空を撮るときに、

  • デジタルカメラだと紫っぽい
  • フィルムカメラだと青っぽい

という特性から、ポジフィルム調は青がフィルムっぽい感じで出るようになっています。

もちろんフィルムの種類によって色味は違いますが、この青の色味がフィルムっぽさを感じさせる一因です。

ポジフィルム調

同じようなショットですが、ポジフィルム調。

ビビッド

ビビッド。

スタンダード

スタンダード。こうしてみると、空の色味が結構違います。

ポジフィルム調

つづいて、緑を撮ってみました。まずはポジフィルム調。

ビビッド

ビビッド。

スタンダード

スタンダード。緑を比べてみると、ポジフィルム調は明度が低いのがわかります。

スタンダードより彩度が高いとはいえ、暗めの発色で落ち着いた雰囲気が出ています。

ポジフィルム調

また緑ですが、ポジフィルム。

ビビッド

ビビッド。ビビッドは彩度だけでなく、明度も高めです。

スタンダード

そしてスタンダード。ポジフィルム調は、ビビッドとスタンダードの中間といった感じでしょうか。

ビビッドだと鮮やかすぎるし、スタンダードだと味気ないという人にぴったりの設定です。

では、ここからはポジフィルム調とスタンダードの作例を交互に載せていきます。

スタンダードと比べたときの、コントラストや色味の違いに着目してみてください。

ポジフィルム調
スタンダード
ポジフィルム調
スタンダード
ポジフィルム調
スタンダード
ポジフィルム調
スタンダード
ポジフィルム調
スタンダード
ポジフィルム調
スタンダード
ポジフィルム調
スタンダード
ポジフィルム調
スタンダード
ポジフィルム調
スタンダード
ポジフィルム調
スタンダード

こうして並べてみると、ポジフィルム調の方がコントラストと彩度が高く、写真としてインパクトがあります。

もちろん光の状態や被写体によって、違いがわかりにくい場合もありますが、ポジフィルム調の方が「なんかいい感じ」に写って見えます。

GR III ポジフィルム調の作例

最後に、ここからはひたすらポジフィルム調で撮った作例をで載せていきます。

まとめ

ということで、最後にポジフィルム調の特徴をまとめると、

  • コントラストが高い
  • 彩度が高い
  • 明度が低い
  • 空の色が青っぽい

彩度が高いけど明度が低いので、落ち着いた雰囲気で、いい感じに見える。

空の色が特徴的で、青っぽくフィルムっぽさが出るのが特徴。

また、今回はイメージコントロールのデフォルトの設定でしか撮っていませんが、GR内で細かくパラメーターの調整もできます。

  • 彩度
  • 色相
  • キー
  • コントラスト
  • コントラスト(明部)
  • コントラスト(暗部)
  • シャープネス
  • シェーディング
  • 明瞭度

これらの項目を調整すれば、現像しなくてもGRだけで自分好みの写真にできてしまいます。

カスタマイズの幅が広いので、いちいちLightroomで現像するのがめんどくさいっていう人には最適なカメラです。

モノクロの作例と設定については、GR3のモノクロ。4つの設定と作例を紹介でまとめています。

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