【Flektogon 35mmレビュー】オールドレンズで撮る目白の街の作例

ミラーレスカメラの楽しみ方の一つにオールドレンズがある。

最新技術を駆使して製造された現代のレンズと違い、味のある独特な描写が特徴のオールドレンズ。

その個性を体験してみたくて初めて購入したのが、「Carl Zeiss Jena Flektogon 35mm F2.8」。

通称、フレクトゴンだ。標準レンズの定番にして、銘玉と呼ばれたこのレンズ。

ソニーのフルサイズミラーレス「α7 II」に装着して、当時住んでいた目白の街を約一ヶ月にわたって撮影。その作例と、実際に使ってみたレビューをまとめた。

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「Carl Zeiss Jena Flektogon 35mm F2.8」とは

DSC06208

Flektogon(フレクトゴン)とは、当時の東ドイツに本拠地を置くカールツァイス・イエナの広角レンズ。初代が誕生したのは1952年で、Flektogon 35mmは製造された年代別に3つの世代に分かれる。

今回使用したFlektogonは2代目で、1960年代以降のモデル。ゼブラ柄の鏡筒に、最短撮影距離18cmという特徴を持つ。つまり、マクロ並みに寄れる標準レンズということ。

入手先はヤフオクで、2万円後半で落札した。

ちなみに、今回使用したマウントアダプターは、Rayqualから販売されている国産「M42-SaE」。M42マウントレンズ用のアダプターで、ソニーのαEマウントに最適。少し高いが、国産という安心感があり、なに不自由なく使えた。

Rayqual 国産レンズマウントアダプタ M42マウントレンズ-SONY αEマウントボディー M42-SaE

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ドイツ製レンズ カール・ツァイス・イエナ フレクトゴン 2.8/35 M42用Carl Zeiss Jena Flektogon 2,8/35 for M42

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「Carl Zeiss Jena Flektogon 35mm F2.8」の作例

実際に、「α7 II」に「Flektogon 35mm F2.8」を装着して撮影した作例を紹介。

掲載している写真は、露出を少し調整した程度。RAW現像しようと思ったがデータがなく、ほぼ撮って出しになっている。ホワイトバランスはオートで、色味はSONYのそのまま。

目白駅前を撮影した何気ないショット。フレクトゴンの魅力の一つは、開放付近で撮った時の描写の柔らかさ。休日の午前中ののんびりした空気感を見事に写しとっている。ノスタルジックな雰囲気も出ていて好きな一枚。

手前のオレンジの部分にピンを合わせたつもりが、開放付近なのでふんわりしている。フレアも出ていて、いかにもオールドレンズといった感じ。奥のボケもぐるぐるした感じになっている。

ふんわりした感じは、オールドレンズにしか出せない独特の味。はじめの頃は、これが楽しくて開放ばっかりで撮っていた。ただ、マニュアルフォーカスなので、絞りを開けて撮るとピント合わせが難しい。

最初の頃はこれに慣れず、ピンボケ写真を連発していた。でも、オートフォーカスに慣れた身としては、アナログ感が逆に新鮮で楽しかった。電子ファインダー越しにピントのヤマを探りながら、いろいろ試行錯誤していると写真を撮っているという実感が湧く。

撮影していて気づいたのが、周辺減光の激しさ。開放付近で撮ると、顕著に四隅が落ちる。それはそれで味があり、オールドレンズならではの楽しみ方の一つでもある。

目白三丁目交差点から目白通りを西方向に撮影した一枚。このように絞り込めば、現代のレンズのようなキリッとした解像感も得られる。

鮮やかな紅葉と空のコントラスト。web用の小さいサイズでみれば、最近のレンズとほとんど遜色ない。

現代の最新技術が注ぎ込まれたレンズと違い、オールドレンズは逆光に弱い。フレクトゴンも例外ではなく、もろに逆光のシーンでは盛大にフレアとゴーストが発生する。

これをレンズの味ととるか、欠点ととるか。いい感じに入ったフレアは、写真を印象的にしてくれるのも事実。

そして「Flektogon 35mm F2.8」の最大の魅力は、そのマクロ的な最短撮影距離の短さ。数値上では18cmとされていて、料理などのテーブルフォトもなんなくこなせる。

ただ、寄れるからといって、開放で近接しすぎると、ボケすぎてなにがなんだか分からなくなるので注意。

「Carl Zeiss Jena Flektogon 35mm F2.8」 を使用した感想まとめ

実際に「Flektogon 35mm F2.8」 を使ってみて、オールドレンズ特有の柔らかい雰囲気にハマった。

もちろん絞れば解像するものの、そのノスタルジーな画が個人的に好きで開放ばかりで撮っていた。ボケ方も最近のレンズとは少し違い独特で、失敗したと思ったら、ハッとするような不思議な一枚が撮れていたりする。最新のレンズにはない、意外性がオールドレンズの魅力の一つだ。

また、最短撮影距離18cmは伊達じゃなく、料理や花など寄りで撮りたい人には最適のレンズ。

独特のゼブラ柄は、見た目にもレトロさがあって愛着が湧く。初めてのオールドレンズとしてオススメの一本だと思う。

ドイツ製レンズ カール・ツァイス・イエナ フレクトゴン 2.8/35 M42用Carl Zeiss Jena Flektogon 2,8/35 for M42

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Rayqual 国産レンズマウントアダプタ M42マウントレンズ-SONY αEマウントボディー M42-SaE

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