フィリピンがコーヒーの生産国と知って以来、ローカルコーヒーにすっかりハマっています。
先週末もマニラのカフェに行ったのですが、珍しいコーヒー豆を買いました。
エクセルサ種という世界的に希少なコーヒー豆です。
世界的に希少なエクセルサ種とは

エクセルサ種は、リベリカ種の一種とされるコーヒー豆です。
リベリカ種は、アラビカ種、ロブスタ種とともに三代品種に数えられますが、流通量はわずか数%。
そんなリベリカ種に分類される希少な豆が、エクセルサ種です。
お店で売っているのを見て驚きましたし、コーヒー好きでも知っている人は少ないと思います。
エクセルサ種の生産国フィリピン

世界的に珍しいエクセルサ種ですが、その生産国の一つがフィリピンです。
古くから国内で流通するリベリカ種と同じく、主にバタンガス州とカビテ州で栽培されています。
フィリピン国内の生産量でいうと、ロブスタ種7割、アラビカ種2割、残りをリベリカ種とエクセルサ種が占め、主要4品種を生産する数少ない国の一つ。
フィリピンの代表的なアラビカ種は、サガダやマウントアポ。リベリカ種は、バラココーヒー(カペンバラコ)が有名です。
意外と知られていませんが、フィリピンは珍しいコーヒーを生産している国。フィリピンに来て初めて知りました。

ローカルカフェで購入したバタンガス産エクセルサ種

こちらが、Cafe de Lipaというマニラのローカルカフェで購入したエクセルサ種。首都マニラの南に位置するバタンガス産の豆で、250グラムで195ペソ(約420円)と格安。

製造元は、NUEVO COMIENZO INC.というバタンガス州リパにある会社。
ちなみに、Cafe de Lipaではエクセルサ種だけでなく、リベリカ種で有名なバラココーヒーも取り扱っていいます。

袋を開けると、フルーティーな香りが漂います。パラミツ(英語でジャックフルーツ)という東南アジアで栽培されているフルーツに、香りが似ていると言われます。

豆は丸っこくて不揃いな感じ。小粒な豆も多く混じっていて、ピーベリーという丸い種子に似ている気がします。

最近買ったハリオの木製ミルで豆から挽いてみました。
口当たりのいいビターな甘みが特徴で、ほのかな酸味のキレのある後味。どことなくマンデリンに似た土っぽい香りがあって好きなコーヒーです。
日本ではなかなか買えないエクセルサ種のコーヒー豆。リベリカ種のバラココーヒーとともに、フィリピンのお土産としておすすめです。

