CGデザイナーは絵が下手でもなれます。
画力がなくても働いている人はたくさんいます。
ただ、一口にCGデザイナーといってもいろんな種類があり、絵が描けないとなれない職種があるのも事実。
では絵が下手でもなれる職種はどれか、実際のCG会社の求人を参考に見ていきましょう。
絵が下手でもなれるCGデザイナーの職種
まずCGデザイナーの職種について紹介します。
日本屈指のCGプロダクション、ポリゴン・ピクチュアズの募集職種を例に出すと、
- モーショングラフィックスアーティスト
- モデラー
- リギングアーティスト
- シミュレーションアーティスト
- アニメーター
- レイアウター
- エフェクトアーティスト
- 原図アーティスト
- ショットアーティスト
- ルックデヴアーティスト
- エディター
- キャラクターデザイナー
- 2Dバックグラウンドアーティスト
すくなくとも13の職種にわかれています。
この中で最低限絵が描けないとなれないと思われるのは、
- 原図アーティスト
- ルックデヴアーティスト
- キャラクターデザイナー
- 2Dバックグラウンドアーティスト
の4つ。逆にそれ以外は絵が下手でもなることはできます。
もちろん、3DCGソフトが使えるといった前提条件を満たしていればですが。
CGデザイナーは絵が下手、もしくは描けなくてもなれるけど、職種によっては絵が描けないと厳しいというのが結論です。
なので、大切なのはまず自分がどの職種に就きたいか決めること。
3DCGデザイナーというゼネラリスト
海外や大手プロダクションでは職種が細分化されてる一方、小さな会社では3DCGデザイナーというゼネラリストでの求人もあります。
モデリングからアニメーション、エフェクト、コンポジットまで、CGに関わる業務を一人でこなすのが3DCGデザイナー。
その場合も画力は必須ではなく、CGに対する幅広い知識やMAYAなどの3DCGソフトを使えることが求められます。
絵は下手でもいいが観察力は必須
CGの仕事では、画力より観察力が求められます。
説得力のあるCGを作るには、現実世界を注意深く観察する力と、それをCGに落とし込む力が必要になります。
観察力を磨く方法としてデッサンが有名ですが、未経験で就職を考えている人はわざわざ始める必要はありません。
それよりCGに不可欠なライティングや画づくりについて学ぶ方が実践的で、仕事としては役に立ちます。
まとめ
CGデザイナーは絵が下手でもなれるけど、職種によっては絵が描けないと厳しいというのが結論です。
大切なのは、自分がどの職種になりたいか決めることで、その職種の募集要項を満たすために勉強すること。
またCG全般の仕事は観察力が重要なので、画力を鍛えるよりライティングや画づくりについて勉強しておく方が実践的です。