コラム

フィリピン人を怒ってはいけない。郷に入れば郷に従え

フィリピンに来て、フィリピン人と一緒に働いて数か月。

最近このままじゃまずいかもと、ふと感じ、あらためて思い出したのが、

フィリッピン人を怒らないということ。

フィリピン人を怒らない

フィリピンで働いている日本人全員がどこかしらで耳にする言葉。

フィリピン人を怒ってはいけない。

簡単に説明すると、怒るというのはフィリピン人のプライドを著しく傷つける行為であり、プライドが高いフィリピン人を怒るのはNG。

特に、人前で怒ったりするのは言語道断で、最悪の場合、逆恨みにあって命の危険にさらされる可能性も。

日本の会社だと、ミスをしたり仕事ができない部下を、指導という名目で怒ったり、怒鳴ったりする上司がいますが、それをフィリピンでやっちゃうとアウト。一発退場です。

怒らないようにするのは難しい

ただ、フィリピン人を怒ってはいけないと頭でわかっていても、なかなか実践できない日本人も多いはず。

なぜなら、フィリピン人は日本人に比べてミスが多いし、いいかげんな部分もあって、何回も指摘しないといけない。

そうなると、怒ってはいけないと頭でわかっていても、思いがけず強い言葉を言ってしまったり、もしくは態度にでたり。

僕もその一人なんですが、英語でコミュニケーションしているのもあって、頻繁にミスや誤解、すれ違いが生じるんですよね。。

仕事の指示を出しても、こっちの意図をなかなかうまく理解してもらえなかったり。で、それを指摘しても、まだ伝わってなくて、修正されてなかったり。

同じことを何回も、違う言葉で伝えなきゃいけない、そうなると、ちょっと怒ってしまいそうになる。

なにが言いたいかというと、フィリピン人と一緒に仕事をする上で、怒らないようにするっていうのは意外と難しいっていうこと。

フィリピンの文化とか考えない、おれは日本式でやるっていう人なら、毎日がイライラの連発で、日本より怒らなきゃいけないですし、仮にそれで成功したとしてもだれもついていこないと思います。

郷に入れば郷に従え

気をつけたいのが、僕も含め気づかないうちに日本で働いてたときのような、ミスを許さない、完璧を目指すスタイルになっているということ。

最近フィリピン人の部下と頻繁にすれ違いが発生して、すこしイライラして、ふと気づいたんです。

あ、無意識のうちに日本式の働き方、もしくは価値観をフィリピン人に押しつけていると。

このままいくと、最終的にフィリピン人の部下はだれ一人ついてこないかもしれないと。

そのときあらためて、フィリピン人を怒らない、つまり郷に入れば郷に従えということを実感。

きっかけはこのYouTube動画だったんですが。

フィリピンで嫌われないようにするための鉄則として、怒らない、怒鳴らないというキーワードが出てきます。

これはもう当然っちゃ当然で、フィリピンに来て、フィリピンの文化を理解せず、日本の価値観を押し付けるなら、フィリピン人からしたら、日本に帰れっていうことです。

だって、外国人が日本に来て、自国の文化を日本人に強要しようとしていたら、いや、それは違うだろってなりますよね。

海外に出ると、この異文化理解の視点というか、多様性についての理解がきっちりできていない人が多いんじゃないでしょうか。

それは日本が島国で、単一民族国家だからというのも関係していると思います。

もちろん、フィリピンで日本と同じやり方で働くのもありですし、それもその人の価値観。

ただ、現地でうまくやっていくには、フィリピンの文化を理解して、それに従うのが一番なのかなと。

郷に入れば郷に従えですよね。

フィリピン人を見下さない

あともう一つ、フィリピン人を見下さないということ。

これも重要です。フィリピン人と一緒に働く、もしくは生活していく上では。

ただ、これはかなり根が深い、難しい問題だと思っています。

個人的な考えですが、多かれ少なかれ日本人はフィリピンをはじめとした東南アジアの国々を、見下している部分がある。

それは日本が世界トップの先進国で、東南アジアは発展途上国というイメージから来ていて、貧しいという印象から、その国の人たちを下に見る。

正直僕もそういう気持ちは多少あって、その見下しが、怒ることにつながる危険があります。

「どうしてこんなこともできないんだよ」と怒ることも簡単なんです。

ただ、その見下しを完全に捨てきるのは不可能で、ある程度は自分の中で折り合いをつけるしかないと。

そのためには、相手の立場や環境をしっかりと理解する必要があって、表面的な理解ではうまくいかないでしょう。

ここらへんのことは、なにもフィリピンだけでなくて、海外で働くすべての場合に当てはまると思います。

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