カナダにワーホリに行く際に、一番気になるのが入国審査。
年々厳しくなってきているらしく、
- 1年分の保険加入証明書は必須
- 残高証明の提示も要求された
など情報が錯綜しています。
調べてみると、
- 入国する都市
- 入国する時期
- 担当する審査官
によって求められる書類が異なるのが原因のようです。
この記事では、僕が経験したバンクーバー空港での入国審査とビザ発行の流れを紹介します。
結論から言うと、保険加入証明書・残高証明の提示は要求されませんでした。
カナダ入国審査の流れ
カナダに入国したのは2019年3月1日。
関空から北京首都国際空港を経由して、バンクーバー国際空港というルートです。
大勢の中国人とともにバンクーバー国際空港に降り立ったのは、午前10時のこと。
ワーホリで人気のバンクーバーとはいえ、日本人はほとんど見かけず。
無事に入国できるのか不安に襲われたのを覚えています。
「BorderXpress Kiosk」で自動入国審査
飛行機を降りて前の人についていくと、入国審査のための広い空間に出ます。
そこには「BorderXpress Kiosk」という自動入国手続き用の機器がずらっと並んでいます。
この機械を操作して各自で入国手続きを行います。
「BorderXpress Kiosk」の簡単な紹介動画です。
操作の流れを紹介すると、
- パスポートの顔写真ページをスキャン
- 顔写真の撮影
- 左右の指紋の登録
はじめてでも横の人のやり方を見ていれば、なんとなくわかるぐらい簡単です。
最後に紙がプリントアウトされて出てくるので、それを持って入国審査官が待つ列に並びます。
ちなみに、この端末は日本語にも対応していて、英語に自信がないなら言語設定を日本語に変えられます。
入国審査官からの質問

列に並ぶこと20分。自分の番がまわってきました。
プリントアウトした紙を入国審査官に渡して、簡単な質問に答えます。
「どうしてカナダに来たの?」
「ワーキングホリデーです。」
「じゃあ、右側にあるイミグレーションオフィスに行ってちょうだい。」
ほかにもいくつか質問されましたが、どれも簡単な質問ばかりです。
指示されたとおり、イミグレーションオフィスに向かい、ビザ発行の審査・手続きをします。
注意したいのが、
この段階では、まだワーホリビザは発行されていないので、絶対に出口に向かわないこと。
一旦外に出てしまうと戻るのは困難です。
そして、このイミグレーションオフィスでの手続きが、ワーホリでカナダに入国する際の一番のネックです。
ワーホリビザ発行の流れ
イミグレーションオフィスは荷物受取エリアのそばにあります。
先にスーツケースを受け取ってからイミグレーションに向かうも、大きい荷物を持って中に入れないと言われました。
しかたなく入り口付近のポールにスーツケースをつないでオフィスに入ります。
こういうとき、ダイヤル式のワイヤーロックがあれば盗難防止に役立ちます。
「Students&Workers」の受付へ
中に入ると、「New Immigrants」と「Students&Workers」の2つの受付があり、ワーホリなら手前の「Students&Workers」へ向かいます。
大きな長椅子が用意されていて、自分の前いたのは2人だけ。
おそらく、かなり空いているほうでした。
これが、日本からの直行便だとワーホリの日本人で混雑するようです。
受付には3つぐらい窓口があり、名前を呼ばれるまで座って順番を待ちます。
ワークパミット許可証のコピーは必須
「Next!」と呼ばれるので、審査官が待つ窓口に向かいます。
厳格な雰囲気の女性審査官に圧倒されましたが、パスポートとワークパミット許可証のコピーを渡します。
このときパスポートだけでなく、ワークパミット許可証のコピーがいるので絶対に忘れずに。
日本でプリントアウトして、いつでも出せるように用意しておきましょう。
それらの書類を手に取って、鋭い眼光でチェックする女性審査官。
そして裏で手続きを進めたかと思うと、発行されたビザを受け取りました。
保険加入・残高証明書の提示はなし
なにかつっこまれるかと思いましたが、意外とスピーディーに終わりました。
ややこしい質問もされることなく、残高証明書・保険証書の提示も求められませんでした。
一応、日本からエポスカードの英文海外保険書(3か月間有効)を持ってきたんですが、使うこともなく。
僕のように、クレジットカードの英文海外保険書(3か月間有効)を用意しておくと気休めにはなります。
ただ、英文海外保険書を申請して家に届くまで1週間かかるので、出発2週間前には発行しておきましょう。
ワーホリビザの有効期限を確認
ここで忘れてはいけないのが、発行されたワーホリビザの有効期限を確認すること。
重要なのは、入国した日を含んだ1年間が有効期限になっているかどうか。
たまに有効期限が短かったりするそうなので要チェックです。
もし、誤った情報が記載されていたら、その場ですぐに審査官に伝えて訂正してもらいましょう。
一度空港を出てしまうと、戻れないと思います。
まとめ
以上が、バンクーバー空港での入国審査とワーホリビザ発行までの流れです。
あくまで僕が体験したバンクーバー国際空港での入国審査ですが、保険加入証明書・残高証明の提示は要求されませんでした。
もちろん空港や入国時期、審査官によって違うので、あくまで参考程度にしてください。
ご存知のように、カナダでのワーホリは、滞在期間(1年)分の医療保険に加入することが義務づけられています。
保険に加入していない場合、最悪、入国拒否される可能性があることを理解しておきましょう。

