『あるヨギの自叙伝』というすごい分厚い本がある。
パラマハンサ・ヨガナンダというヨガを世界に広めた人物の自叙伝で、Appleの創業者スティーブ・ジョブズがiPadに唯一入れていた本としても知られる。
目次
『あるヨギの自叙伝』パラマハンサ・ヨガナンダとは
『あるヨギの自叙伝』はパラマハンサ・ヨガナンダという伝説的なヨギによる自叙伝。ヨガナンダはヨガを世界に広めた人物で、「西洋ヨガの父」として称えられている。
幼い頃から特別な体験を通し、霊的なインスピレーションを獲得していたいうヨガナンダ。本書はそんなヨガナンダの摩訶不思議な生涯を通して、人生について深い教訓やヒントを与えてくれる。
不思議なエピソードの数々

たとえば、ヨガナンダが幼少時にアジャ・コレラにかかり瀕死の状態をさまよっていたときのこと。
すでに医師も手の施しようがない絶望的な状態だったが、母が壁に掛けられている大師ラヒリ・マハサヤの写真を指して叫んだ。
言われた通りヨガナンダが大師に祈りを捧げると、突然まばゆい光が部屋全体を包みこみ、吐き気などの症状が消え、病気はうそのように治ってしまったという。
しかもこの大師ラヒリ・マハサヤ、写真を撮られるのが大嫌いで、弟子たちと一緒に写真を撮っても大師だけ映らなかったとか。
こんなのは序の口で、本書では摩訶不思議な人物や教訓めいたエピソードが次々と登場して、とても興味深い。分厚い本でかなり読み応えがあるが、人生に迷っているときヒントをくれそうな気がする。
スティーブ・ジョブズがiPodに本書だけ入れていた理由もそのうちわかるかもしれない。